海外のエンジニアとは
海外のエンジニアは日本と働き方が決定的に違います。
他の職業でもそうなのですが、自分がやるべき仕事が明確になっていますので、専門以外の事は行いません。
日本であれば、「手が空いているならこっちもお願い」と違うことを頼まれる場合が多いのですが、海外ではまずあり得ません。
専門的に仕事をしている人が多いので、その分野においての知識は抜き出ています。
しかし、日本のようにあれもできてこれも出来るといった器用なエンジニアがいないのも特徴です。
良くも悪くもこれから必要になることを勉強するのではなく、専門的な技術を極めていくことで海外で働く事ができます。
そして、その技術が必要でなくなった場合には、容赦なくクビにされてしまいますので、日本のように出来る人と出来ない人がはっきりとしています。
海外のプログラミングの学習事情
海外では、エンジニアとしての働き方が違う事がわかりましたが、どうやって学習をしているのでしょうか。
中国や台湾では、中学と高校でのプログラミングの授業が必須となっています。
日本のように小学生から学ぶ事はないのですが、中学時代からプログラミングに触れることにより、STEM分野で学士号を取得した学生の数は世界一の450万人以上となっています。
今後も増える事が予想され、中国のエンジニアのレベルの高さと数の多さに驚かされます。
IT大国として知られるインドでもSTEM分野で学士号を取得した学生の数は250万人と多いのですが、中国の圧倒的な数には叶いません。
しかし、初等教育からプログラミングを取り入れており、小さい時からプログラミングに関わっているのと、歴史的な背景のカースト制度のためにプログラミングを学ぶ人が増えています。
その理由としては、プログラミングを学ぶことにより一般的な収入よりも多くの金額を稼ぐ事が出来るからです。
最近では、日本でも働いているインド人がいるくらいですので、プログラミングスキルの高さがわかります。
隣の韓国では、かなり早くからプログラミングが導入されており、1970年代からプログラミングが必要だと言われており、高校では選択してプログラミング言語を学ぶ機会があります。
英語圏のプログラミングは
サンフランシスコのシリコンバレーは、世界的に有名な企業が多くあるのにも関わらず、プログラミングの学習が進んでいない事が問題となっています。
企業は有名なところが多いのに意外な事実となっています。
それに比べてイギリスでは、初等学校であれば週に数時間程度の学習を行っています。
アジア圏に比べて発展しているかと思いきや全く反対となっています。
アメリカの学習サイトや中国や台湾のプログラミング学習について
アメリカのプログラミング学習サイトは日本に比べて多くあり、プログラミング自体も英語のものが多いので、英語が理解できるのであれば、YOUTUBEでも動画がたくさんあります。
無料でプログラミングに触れる機会が多いので、学校で教育をしていなくても優秀なエンジニアが生まれるのです。
日本では、エンジニアに対して冷たい視線で見ていた時代があり、今でもクライアントが仕事を与えたように行い、エンジニアが提案をする事がほとんどないでしょう。
しかし、海外ではある程度決まった形を作り上げてから更に改良するのはエンジニアの仕事です。
知識のないクライアントが指示を出すよりも、知識を持ったエンジニアが行う方が良いとされているからです。
エンジニアとしての働き方が違うので、勉強方法も多少異なりますが、アメリカや中国、台湾では、圧倒的に日本よりもプログラミングと関わる人の割合が多いです。
アメリカのプログラミング学習サイトは
アメリカのプログラミング学習サイトは、「Enlight」「scotch」「Coorsy」があります。
「Enlight」は「Github」からソースコードをダウンロードする事も出来ます。
それぞれのプログラミング学習サイトは、実践的に学ぶ事ができるので、実際にアプリを作成しながら学んだり、自分が書いたコードを公開することでアウトプットも同時にする事ができるのが特徴となっています。
日本のプログラミング学習サイトとはまた違った感じとなっているので、気になる方は覗いてみてください。
中国や台湾のプログラミング学習について
STEM分野で学士号を取得した学生の数は世界一の450万人以上ですので、学生としてプログラミングを学ぶ人が多いです。
学士号を取得するまで教育を受けるので、日本と違いプログラミングスクールに通ったり、無料のプログラミング学習サイトを使用して独学をする人も割合は少なくなっています。